Ibensa global

2024/05/09 23:43

ムスリム観光客の多い岐阜県の取り組み

コロナが第五類に移行して初めてのゴールデンウィークが終わりました。
岐阜県恵那市で飲食業を営んでいるわたしたちは
久しぶりの外国人観光客のご来店に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

岐阜県は白川郷や高山などが外国人の人気スポット。
またムスリム圏の観光客の集客力全国NO.1なのも実は岐阜県なのです。

その理由は、岐阜県高山市が市を挙げてムスリムフレンドリーの街づくりに取り組んでいるからだそうです。
ムスリムフレンドリーとは、
食事で例を挙げると...
ムスリムが口にすることができない「豚肉、豚肉由来のゼラチン類」「アルコール類」
などを使用しないメニューを用意していますよ!
という飲食店やお土産物屋が充実しているということです。

ハラル認証とムスリムフレンドリーの違いは?

ムスリム向けのインバウンド強化をしている方なら一度は抱くであろうこの疑問。
「ハラル認証」というのは、
全国のムスリム協会が現場を視察、監査を厳しく行い審議が行われそこで認められると取得できる認証です。
厨房内は一切の豚肉類、アルコールの使用が禁止。
また豚肉以外でも「ハラルマーク」がないものは使用できません。
そこまで徹底することは通常の飲食店ではハードルが高いかもしれません。

代用で叶う!ムスリムフレンドリー対応の事例

とはいえ、
既存のメニューから
豚肉、アルコールなしのメニュー開発をしようとなると時間と労力がかかります。

そこで
通常のメニューもあるけど、
ムスリムの方でも食べられるメニューがあるよ!
という取り組みが
「ムスリムフレンドリーなお店」
というわけです。
これならできそうな気がしませんか?

例えば、
「通常ポークソーセージを使用するお料理を
ハラルビーフのソーセージに変更して調理しますよ」
など。

恵那市にある人気イタリア料理店チェルベア様は
弊社のビーフソーセージを使用したムスリムフレンドリーなピザを
メニューの一つとして用意されていらっしゃいます。
インバウンドではなくても大人気のメニューになりました。




このように、無理をして
「インバウンド強化しなきゃ!」
とメニュー開発をしなくても
「代用する」だけでムスリムのお客様への集客に力を入れることができます。

当店のハラルビーフソーセージは
安心の国内製造です。
食感、味付けも日本人のつくるお料理に合わせやすいと大人気です。
冷凍状態でのお渡しですので必要に応じて使用できるのも無駄が省けるポイント。
是非一度、実際にお召し上がりになってメニュー開発のヒントにして頂けましたら幸いです。